Science Thursday!
今回のScienceは、不思議な“Mobius strip”メビウスの輪をみんなで作ってみます!
Mobius stripとは、「細長い帯を1回ねじって両端を繋ぎ合わせた時に、裏表の区別が出来ない連続面となる図形」で、考案したドイツの数学者であるAugust Mobiusから、”Mobius strip“と呼ばれています。
ここに、紙で作った輪っかがあります。
この輪っかを半分に切ったらどうなりますか?
もちろん、2つの輪っかが出来ます。
さて、Mobius stripでは、どうでしょうか?
長い帯を、一回ねじって輪っかを作ります。
出来た!Mobius strip!
Mobius stripを、さっきのように、半分に切ったらどうなると思いますか? みんなの答えは”It will be two rings!”
輪の真ん中を切っていきます…
すると、不思議な事が起こりました…
何故か、輪っかは2つにはならず、1つの大きな輪っかになりました!
It’s like a magic! Mobius stripは、一周する間に裏と表が逆転する不思議な図形だったのです!
それでは、次に、Mobius stripを半分ではなく3分の1の幅のところを切ってみます。結果に違いは出るのでしょうか?
なんと、繋がった2つの輪っかが出来ました!
How did it happen??
この不思議な輪っかに、みんなは「どうしてこうなるの?」「2回、3回ねじった形なら、どうなるの?」と知的好奇心が刺激されたようです。是非お家でも色んなバージョンで試して遊んでみてほしいです。新しい発見に、みんなの図形学習への興味が広がっていくことでしょう。
もう一つ、不思議な形を紹介します… こちらは”Impossible shapes” 不可能立体です。
目の錯覚で、立体を認識してしまいますが、実際には実現不可能な立体なんです…。
1つの色をたどっていってみると、あれ?なんだかおかしい…?
上の三角の立体は、”Penrose Triangle“( ペンローズの三角形)と呼ばれています。
こちらは、オーストラリアのパースにあるPenrose triangleのオブジェです。3点全てくっついた、三角形に見えますが…
実際は、こんな形だったのです!
Penrose triangleは、一定のアングルで見た場合のみ、三角形に見えるのですね!
今回のScience学習は、トリックアートのような、不思議体験でした! Mobius stripの性質を利用したものが、実は私たちの身近にあります。”ベルトコンベア”が、そうです。そして、よく見るこのマーク!
“リサイクル”のマークも、Mobius stripだったのです!
PAPのみんなは、Mobius stripをFashionに応用! かわいいヘッドバンドにしてみました! That’s a creative one!
Mobius stripは、みんなの頭のサイズにぴったり! Perfect fitでした!